内側鉤状突起分離

Fragmented Medial Coronoid Process・FMCP

肘関節形成不全(CED)のうちの一つであり、前腕を形成する橈骨と尺骨の成長の不均衡の結果として、尺骨が長くなってしまった場合に内側鉤状突起に過負荷がかかってしまい、生じるといわれています。
成長期の大型犬に多く、歩行時に頭を上下させる、前肢の跛行、肘関節内側の腫脹を主訴に来院されるケースが多いです。
整形外科学的検査にて、肘関節の屈曲可動域の低下、内側鉤状突起領域の圧痛などが認められます。

レントゲン検査にて、内側鉤状突起領域の輪郭不明瞭陰影、尺骨滑車切痕における軟骨下骨の骨硬化像、肘関節の不整合所見などが認められます。FCPは、レントゲン検査だけでの確定診断は不可能であり、確定診断のためには、関節鏡検査またはCT検査が必要です。

当院では、レントゲン検査だけでは原因がわからない前肢の跛行に対して、診断と同時に治療も行える関節鏡検査での検査・治療を勧めております。

[レントゲン検査]

レントゲン検査

上記のレントゲン写真は、典型的なFCP所見が認められますが、多くの症例では、明らかな病変が認められず(犬種、年齢、臨床症状および整形外科学的検査によりFCPが強く疑われている場合も多い)、確定診断および治療のため、関節鏡検査が推奨されます。

[CT検査]

CT検査

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