Facilities
当院では整形外科症例の手術および関節鏡検査といった特殊手技をおこなう上で欠かすことのできない施設および設備環境を整えております。
また下記設備以外にも術前あるいは術後管理に必要な血液検査機器(血球検査機器、血清生化学検査機器、CRP測定機器など)も揃っております。
陽圧換気室とは外気が室内に入らないように常に室内から室外へ空気の流れがある部屋です。整形外科領域での手術室とは清潔なエリアであり、微生物によって汚染や感染にさらされることなく手術がおこなわれ、且つ安全に終了できる場所を意味します。
そのために当院のクリーンルーム内では整形手術のみをおこない、室内の汚染を防ぐために厳密な管理(クリーンルームエアコン、空気殺菌脱臭装置、サッシは二重で外気を遮断など)をおこなっております。
小さな切開をするだけで関節内の検査、評価ができます。また病変によっては関節鏡でそのまま治療もおこなうことができます。
全身麻酔下でおこないますが、関節を切開する従来の方法に比べ、感染の危険性や患者本人の負担を格段に軽減することができる検査機器です。
関節鏡の検査がおこなえる病院はまだまだ少なく、現在の獣医療では特殊な検査になります。
2022年5月より新機種(Stryker 1688AIM camera system)を導入しており、従来機(HD)の4倍の解像度を持つ4Kの画質で、関節内をより詳細に評価することができるようになりました。
当院では、腹部や心臓だけでなく運動器超音波検査にも有用な機器であるNoblus (日立製作所)を備えており、無麻酔かつ無侵襲でリアルタイムに関節や靭帯の異常を検出できます。
また、術中の鎮痛のために超音波ガイド下の神経ブロックを行っております。
当院では、Dragel Medical社製の全身麻酔装置を導入しています。
本装置は、従量式・従圧式・圧支持・手動/自発換気の最新システムを搭載しております。
従来の全身麻酔装置に比較して、大型犬だけでなく体重の小さな若齢犬までより安全に麻酔管理が可能となり、特に麻酔の覚醒時に動物への負担を軽減させることができます。
また、長時間の人工呼吸(ベンチレーター)管理が必要な重症患者(環軸椎不安定症、重度の頚椎椎間板ヘルニアなど)において、身体への負担を軽減するために純酸素と空気の混合エアーによるベンチレーションも可能です。
また、当院では本麻酔装置以外にも、4台の全身麻酔装置を各手術室および処置室に設置しております。
当院では2台の大型オートクレーブ滅菌機、1台の小型オートクレーブ滅菌機、エチレンオキサイドガス滅菌機、低温プラズマ滅菌機による滅菌を行なっております。
Carl Zeiss社製の手術顕微鏡を導入しています。本機器は拡大された明るい視野が得られるため、椎間板ヘルニアや神経腫瘍など、繊細な手技が求められる神経外科手術に絶大な効果を発揮します。また、術者と助手が同じ視野を共有できるため、手術の安全性の向上につながります。
erbe社製の高周波手術装置VIO 3を導入しています。高周波電流によって発生する熱を利用して、止血や組織の切開を行います。
stryker社製の超音波手術器、ソノペットを導入しています。
器具の先端の超音波振動によって、接触した組織を破砕、吸引します。
神経外科手術において、脊椎の切削に用いており、脊髄へのダメージリスクの軽減が期待されます。
55℃未満の低温で滅菌できるので、ゴムやプラスチック、剪刀類などの熱に弱い機材も滅菌可能。低温滅菌のため、滅菌終了後すぐに器材を取り出し使用可能。
当院では、ケージ内の酸素濃度と温度および湿度を管理できる高性能なICU(集中治療器)を導入しております。手術後の動物は、ICU内にて管理し、容態を見守っております。本ICUは衛生的なステンレス製の回復室を採用し、内部循環気も滅菌処理されております。
当院では、リハビリテーションの一貫として、高周波温熱機器インディバ®(INDIBA®)を使用しています。電磁波エネルギーを利用することで、体内に摩擦熱を発生させ、深部・局部加温が可能です。これにより、筋肉への負担を軽減し筋肉の柔軟性を保つことで、正常動作ができるように維持することを目的としています。
〒136-0072 東京都江東区大島7-1-13
〒136-0072
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全て予約診療
月~土 :9:00〜12:00(最終受付11:30)
:16:00〜18:00(最終受付17:30)※午後は緊急症例のみ
日・祝祭日:9:00〜12:00(最終受付11:30)※午後休診
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